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3月, 2013の投稿を表示しています

Windows Store の優位性 - Advantage of Windows Store -

*English follows Japanese Microsoft が Windows 8 を発表し、いよいよ Google, Apple, Microsoft と三社の競争時代突入と考えているのは、おそらく一部の IT 業界、そしてビジネスアナリストくらいで、多くの人が Microsoft も斜陽にはいったと見ているのではないでしょうか。 だとすれば、多くの人にとってこれから驚くべき IT Monster の力を感じることになるのではないかと思います。 その一つが Windows Store App です。 現在のところ、iOS そして Android とは比べることもできないくらい少ない Windows Store App。そして、従来の Windows アプリケーションは Windows 8 以降、いまいち使い勝手不明瞭という人も少なくないと思います。そんな Windows Store App ですが、実は大きな優位性を持っています。 それは、HTML5 + CSS + JavaScript 形式のアプリケーションを潜在的にサポートしていることです。つまり、Web 上で展開していたコードをそのまま転用できるのです。 Android や iOS の場合、Web のアプリとそれぞれのプラットフォームのアプリケーションは別々に開発するか、特殊なプラグインを使用する必要がありました。 これは、Android は Java、iOS は Objective-C を採用しているためです。 Java や Objective-C はどうしても従来のプログラマーの領域という印象が強い人も多いでしょう。しかし、Web アプリケーション、とりわけ HTML5 + CSS + JavaScript 形式であれば、デザイナーの方にも馴染みがある領域かと思います。 もちろん、C++ や C#、そして Python といったエンジンを用意することも可能です。 これは非常に大きな優位性ではないでしょうか。 アプリケーション作成のしきいを低くしただけでなく、コスト削減、さらには分業、新たなビジネスのチャンスすらも示唆しています。 例えば、JavaScript 形式で呼び出し可能なアプリケーション エンジンを提供する仕事をすることも可能になります。 もちろん、G

インテリジェント システムとは何だろうか? - What is the intelligence of the system? -

* English follows Japanese インテリジェント システムとは何なのでしょうか?  最近、ネットにかぎらず IT 系の雑誌やビジネス誌でも目にするこの言葉。しかし、どういった機能が "インテリジェント=高度な知的能力を持った” と呼ばれているのかいまいちはっきりしないところがあります。 現在、多くのシステムが手元の端末から入力されたキーワードを基に情報を探し、手元の端末に結果を返してくれます。キーワードを基にいかに期待に近いものが列挙されるかというところが、こういったシステムにおいては重要です。Google や Bing で検索した結果、上の方に可能であれば一番上に一番期待した結果が出ていることをユーザーは期待してキーワードを入力します。では、この検索の精度を高めていくことがインテリジェントなのでしょうか? 私はインテリジェントなシステムとは、この検索の精度を高めることだけではなく、ユーザーが気づいていない隠れた記憶からも情報ないしサービスを提供できるシステムではないかと考えています。隠れた記憶とは、今頭に浮かんでいるキーワードや期待している結果ではなく、記憶として知識として持っているけれども今の段階ではつなげることができておらず、実際にキーワードから繋がった時によりよいアイディアにつながる記憶や知識です。 このような体験は、すでに実際にほとんどの方が体験されていると思います。例えば、カラオケで歌の本をパラパラめくっていて「あ、これ懐かしい!」と思ったこと、雑誌をみていて目に止まった記事が新しいアイディアを生み出してくれたことなど。散歩の途中で出会った風景もそうです。キーワードからの検索は、あくまでもある程度の結果を期待して意図して情報を探すシステムであり、結果はその予想範囲のなか、超えたとしても結果はより詳細だったり有益な情報がでてくる範囲に留まります。 確かにこれらの精度を上げることも、期待値を超える結果を出すこともインテリジェント システムと言えるでしょう。しかしながら、隠れた記憶や知識を掘り起こして新しいアイディアやクリエイティブな活動につなげるような情報・サービスをあたえることもできて、インテリジェント システムと呼べるのではないかと考えます。 現在、多くのシステムは携帯やタブレット、パソコン、または自動